キャラクター別解説

ネタバレありますので第一章最終話まで読了してからの閲覧必須でお願いします。

朔夜憐(16)
 本名は迦具土可憐(カグツチカレン)。8年前両親と命の半分を水属性のケモノに奪われ、縁故のあった朔夜高志に引き取られる。その時改名。名前まで変える必要はなかったのだが、本人は仇であるケモノを倒して命を取り戻すまで本名は名乗らないつもりらしい。
 彼女の方は転校当初から英輔が8年前出会った少年だということをなんとなく分かっていた様子(確信したのは話を聞いてからだろうが)だが、英輔のほうはというと8年前ひと時を過ごしたあの少女があの事件の被害者だということも、憐がその少女だということも分かっていない(が、なんとなく重ねて見ているのは確か)。
ちなみに、17話で英輔に名前を訊かれた時、彼女が答えれば英輔も全て分かっただろうが、あえてそこで彼女が言わなかったのは……ご想像にお任せします(おい)。
現在は朔夜家の豪邸で暮らしている。高志は独身なので母代わりはいないが家にはメイドさんが数人いるので困らない。
【作者コメント:序盤より後半のほうが口調が柔らかくなっています(笑)。夜になると口調が変わる、というのは、英輔君が悟ったとおり、ケモノと対決するための気持ちの問題で、すると地は昼間のほうなのかというとそうでもなくて(笑)、たまにグレるんです。しかしここまで子供っぽいヒロインになるとは予想外でした。】

東条英輔(16)
 8年前のことをどこか引きずったまま成長した、ちょっと後ろ向きな少年。しかし本編でもちらほら見られるように、地味なところで優しいので、付き合いの長い男子とかには受けがいい様子。ルックスもそんなに悪くない(設定)。じゃあどうして憐が、英輔は女の子と付き合ったことが『絶対ないと思ってた』と言ったのかというと、率直に言って女子と話すとき目を逸らすから(笑)。女の子慣れしてないんです。
 彼の属性『透過性属性』は、稀有な属性で、水に入れば水の属性に、火に入れば火の属性に、といった感じにオールマイティに溶け込めるんです。勿論『無』に溶けることも可能。
 ちなみに、憐と触れると英輔の属性は炎になり、キスしたことによってある種の契約が結ばれて、そのため憐の命の器が微妙に修復を始めて、翌日彼女は寝込んでしまったわけです。その後も彼が近くにいることによって憐の力は安定することになります。
【作者コメント:かなり泣き虫キャラになってしまいましたが、まあたまにはいいかなって……。名前とか結構気に入ってるんですが(笑)。えいすけー】





火砕
 アメリカあたりの出身(?)で蛾の化身。金髪赤眼。オカマ口調だが、本編でも1度だけ普通に喋ったことがある……ということはもともとはオカマじゃない、という結論に。
 他の三炎に比べるとかなり力量は劣るがその分憐への負担も少なく、小回りが利くので偵察には便利(まあたまに捕まるけどねん)。また、彼の鱗粉には壊れた物質を元に戻す力があり、物を壊す癖がある憐にはちょうどいい。かつ、彼自身は医学の嗜みもあるらしいが?
 そういえばイラストでは右目を隠していますが右目の視力はあまり良くないようです。小さな蛾である彼が人間の姿になれるまで、色々苦労は絶えなかったということで。
【作者コメント:この人が出てから読者数が目減りした……のは気にしないとして今までにないキャラくさくて私は結構好きです。ほんとははかなげ美青年なんだよ! 緋衣との喧嘩が書いていて楽しかったです。ちなみに、彼は男の子にちょっかいはかけますが本気で付き合うことはないそうです。】






緋衣
 火鼠の化身。銀糸の髪に紫の眼を持ち、頬には『火』を司るタトゥーがある。なんでも中国出身で、どさくさ紛れに日本にやって来たらしい。大人の女性の見た目とは裏腹に、売られた喧嘩は必ず買ったり駄々をこねたりと少し子供っぽい。また、もともとそうだったわけではないらしいが今は男嫌い。そのため男性(特にチャラチャラした)に対しては辛辣だが先輩である焔には一目置いている。趣味は意外にも裁縫で、編み物もこなす。ちなみに彼女が羽織っているファーも自らの抜け毛を使って作った手製のもので、コートも作ったことがあるらしい。
 本気になると姉御口調に。発火能力は憐のそれを遥かに凌ぐ。ただし水は最大にして最悪の弱点で、全身にかぶるとまず死んでしまう。
 ちなみに、火鼠は炎に入ると赤くなるという伝説があるが彼女の場合は少し違う様子。でも名前が『緋衣(緋色の衣)』だからいつかは……?
 補足:憐が11話で使った技『三炎の二、装炎』は、緋衣の力を刀に宿して使い手自ら振るうというものだが、妖の召喚の手間を省けるというメリットを持つ反面、使い手が膨大な妖の力を受け止めなければならないという負担がかかる。
 また、火砕と緋衣の2人に関しては召喚の際、号(三炎の二とか)と紋(文字)が必要。
【作者コメント:この人が出ても読者数が目減りした(笑)。男嫌いってことで男性受けしないキャラかなーとも思いましたがあえてその設定をチョイス。こちらも今までにない感じで気に入ってはいるんですが。でも英輔君をわざわざ無理して助けに出たりと悪い人ではないんです。】


 鹿の化身。平安時代には存在していたらしい。もともとは迦具土家の守護精霊だった。その力は本来刀に収まるものではないが、8年前のあの時、彼もダメージを受けており、全盛期ほどの力はない。が、やはり格が違うのか、彼だけは召喚されるとき号と紋を必要としない(名前を呼ぶだけで良い)。
 今は子供の姿をとっているが、本来なら青年の姿をもつ。憐への負担を考えての配慮らしい。
 性格は他の2人に比べて大分普通。少し堅苦しいところもあるらしいが、憐は幼い頃からずっと共にいた彼によく懐いている。
【作者コメント:あんまり出番のない役どころですが、もっとコミカルに動かせる可能性があるんですよね。憐ちゃんが英輔君とつるんでいるのを見てちょっぴり寂しいお父さんな焔君でした(笑)。】

自分に課したノルマのため(笑)続編は書けずとも、三炎に関する番外編はいつか書きたいな〜と思う今日この頃でした。

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